2012年6月18日月曜日

加工方法の紹介 ~ JPシリーズ/UVシリーズ ~

ダイレクト印刷についてご紹介した前回に引き続き、今回はその技術を応用した当社の表彰楯、JPシリーズとUVシリーズについて、それぞれの特長と相違点について解説します。

【JPシリーズ】
特殊な表面処理を施したアルミプレートに、インクジェット方式のプリンタで印刷します。
プレートは下図のような構造になっており、インク受理層に浸透することでインクが定着します。

(メーカー資料転載)



インクの種類については、染料系と顔料系の双方に対応していますが、当社では日光に当たる環境に製品が飾られることを想定して、色あせしにくい顔料系インクを使用しています。
また、インク受理層は水溶性で、水などに濡れるとインクが溶け落ちてしまうため、当社では表面をラミネートでコーティングして印刷面を保護しています。


<特 長>
フルカラーのイラストや写真を手軽に印刷できます。
アルミのもつ素材感によって、光沢のあるメタリック調の写真表現ができます。

<注意点>
インクジェットプリンタのインク(CMYK濃淡合わせて8色)では、白を表現することができません。市販されている写真用インクジェット用紙や印画紙では、用紙の白が白インクの役目を果たし、綺麗なプリント写真になりますが、JPシリーズの場合は、アルミの銀色が印画紙等の白の役目を果たしますので、写真の質にこだわって綺麗に表現したい場合は、JPシーリーズ方式はお薦めしません。


【UVシリーズ】
紫外線(UV)を照射することによって硬化する性質をもつインクで、素材にダイレクト印刷します。

<特 長>
透明または有色素材に印刷する場合は、白色インクで裏打ちすることで、鮮明なフルカラー表現ができます。

金属(アルミ、ステンレス、銅など)、ガラス、アクリル、PET、ナイロン等、幅広い素材に印刷できます。

<注意点>
金属、ガラス等の無機物に印刷する場合は、素材への定着をよくするためのプライマー処理が必要です。

アクリル等の透明素材に印刷する場合は、白の裏打ちがないと、全ての色に光が透過するため、カラー映えがしません。






JPシリーズ/UVシリーズは、GOLDSTAR Web カタログ、31~38ページに掲載しています。是非ご覧ください。
なお、UVシリーズには、9種類の既製ベースデザイン(31ページ)をご用意していますので利用ください。
もちろん、既製以外のオリジナルデザインでお作りすることもできます。

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