2014年8月8日金曜日

『座右箴言』

今から20年前、私が32歳の時に出会った、中村天風氏の著書『運命を拓く』。
その中にある『座右箴言』をご紹介します。

この言葉は、当時闘病中であった私に大きな勇気を与えたばかりでなく、私の人生観を変え、今でも心の支えにしている言葉です。
読者の皆様の人生にも、何かしらお役に立てれば幸いです。


『座右箴言』

私はもはや何事をも恐れまい。
それはこの世界ならびに人生には、いつも完全ということの以外に、不完全というもののないよう
宇宙真理ができているからである。
否、この真理を正しく信念して努力するならば、必ずや何事といえども成就する。
だから今日からはいかなることがあっても、また、いかなることに対しても、かりにも消極的な否定的な言動を夢にも口にすまい、また行なうまい。
そしていつも積極的で肯定的の態度を崩さぬよう努力しよう。
同時に、常に心をして思考せしむることは、『人の強さ』と『真』と『善』と『美』のみであるよう心がけよう。
たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。
たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。
否、一切の苦しみをも、なお楽しみとなすの強さを心にもたせよう。
宇宙霊と直接結ぶものは心である以上、その結び目は断然汚すまいことを、厳かに自分自身に約束しよう。