2012年6月11日月曜日

加工方法の紹介 ~ レーザー彫刻 ~

スポーツイベントや文化イベントなどの表彰式でお使いいただくことの多い当社の褒賞品。
製品のデザインと同様に重要なのが、金属プレートなどに刻まれている言葉。
その言葉の刻印加工には様々な方法があり、従来はダイヤ彫りやシルク印刷、腐蝕(エッチング)、アルマイト染色などが一般的でしたが、最近はレーザー彫刻やダイレクト印刷を使う機会が増えてきました。

今回は、その中から「レーザー彫刻」を取り上げ、レーザー加工を施す部材の種類による仕上りの違いをご紹介します。

先ず一つ目は、最も一般的な「アルマイト染色プレート」。
トロフィーや楯、メダルなどに使用されています。
レーザーによって表面の染色層が除去され、アルミ層が反応して白い文字が表れます。


二つ目は、「マーブル柄金属プレート」。
真鍮メッキ(金の代用メッキ)した鋼材にマーブル(大理石)柄の塗装を施したプレートで、表彰楯(LP101~103、LP208~210)に使用されています。
レーザーによってマーブル柄の塗装が除去され、光沢のある金色が表れます。

三つ目は、「飾り枠付き金属プレート」。
銀メッキした鋼材のレーザー加工面に艶消し加工を施したプレートで、表彰楯(LP202、LP204、LP215)に使用されています。
レーザーによって艶消し部分が除去され、光沢のある銀色が表れます。


四つ目は、「透明アクリル」。
表彰楯(LP110、LP111、LP131)に使用されています。
レーザーがアクリルに反応して白い文字が表れます。
奥行によって高級感を出すために、通常は文字を反転させ、アクリルの裏面にレーザーを当てます。


最後の五つ目は、「マーブル柄アクリル」。
裏面にマーブル(大理石)柄の塗装を施したアクリルで、表彰楯(LP107、LP109)に使われています。
文字を反転させ、アクリル裏面の塗装面にレーザーを当てると、レーザーによって塗装面が除去され、アクリルに反応して白い文字が表れます。



詳しくは、GOLD STAR web カタログ(P17~P22)をご覧ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿