2013年2月15日金曜日

感謝と幸福

毎月の給料日に、私から社員の皆さんへ届けているメッセージの中から、「感謝と幸福」をご紹介します。

感謝をするということは、幸福な人生を生きるために欠くことのできないことです。
しかし、人生が順調に行っているときは容易に感謝できても、苦難に直面しているようなときには、そう簡単に感謝できるものではありません。

中村天風氏は、「感謝することがないのではない、感謝することに気づかないだけだ」

相田みつを氏は、「しあわせはいつも自分のこころがきめる」 と言っておられます。

つまり、現象面での幸・不幸も、自分自身の心の持ち方次第でなんとでもなるということです。
他の何かと比較し、不平不満を口にするから不幸なのであり、大病を患ったときのように一見不幸と思われることでも、その現実を素直に受け入れ、苦しみの中にもその意義を見つけ、ありがたいことだと感謝をすれば幸福になれるのです。

もう一つ、中村天風氏の言葉を紹介しましょう。

今日一日 怒らず 怖れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇気と 信念とをもって
自己の人生に対する責務を果たし
恒に平和と愛とを失わざる
立派な人間として生きることを
厳かに誓います

私たちは無意識のうちに「腹が立つ。もう駄目だ。情けない。悲しい。面倒だ」といった言葉を使っていますが、そこからは決して幸福が訪れることはありません。
これからは、意識して「ありがとう。お陰さまで。幸せだ。楽しい。嬉しい。喜んでさせていただきます。必ずできる」といった言葉を使いましょう。
仕事の場面では、お電話頂いたこと、ご来社頂いたこと、僅かでもお買上げ頂いたこと、お褒めの言葉やお叱りの言葉を頂いたこと、助けて頂いたこと、分け与えて頂いたことなどに思いを致し、常に感謝の気持ちで仕事に取り組みたいものです。

人間は自分一人の力で生きているのではありません。
多くの他力によって支えられ、生かされている存在です。
家族、友人、会社の同僚、お取引先様、大自然に存在する生物・無生物・エネルギーなど、自分自身を取り巻く様々な環境のお陰で、今の自分があることに気づき、そのことに感謝できる人は、本当に幸福であると思います。

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