2012年9月18日火曜日

日に新たに


苟日新、日日新、又日新
苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり

これは、中国の古典「四書五経」の一つ、『大学』に出てくる有名な言葉であり、当社の社名の由来とし、社是にも採り入れている先人の教えです。

意味は
今日の言動は昨日よりも新しく良くなり、
 明日の言動は今日よりも新しく良くなるように修養に心がけねばならない

殷の湯王はこれを洗面の器に彫りつけて、毎日の自戒の句としたそうです。

かつて、経団連会長を務められた土光敏夫氏は、この言葉を座右の銘とされ、以下のように述べておられます。

神は万人に公平に一日24時間を与え給もうた。
われわれは、明日の時間を今使うことはできないし、昨日の時間を今とりもどすすべもない。
ただ今日の時間を有効に使うことができるだけである。
毎日の24時間をどう使っていくか。
私は一日の決算は一日にやることを心がけている。
うまくゆくこともあるが、しくじることもある。
しくじれば、その日のうちに始末する。
反省するということだ。
今日が眼目だから、昨日の尾を引いたり、明日へ持ち越したりしない。
昨日を悔やむこともしないし、明日を思いわずらうこともしない。
このことを積極的に言い表したのが「日新」だ。
昨日も明日もない、新たに今日という清浄無垢の日を迎える。
今日という一日に全力を傾ける。
今日一日を有意義に過ごす。
これは、私にとって、最大最良の健康法になっているかもしれない。

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